函館遠征記 ’05.4ー5
「GW頃は五稜郭も桜が咲き始めますし、遊びに来ませんか?」
と、皇さんに函館へ来るよう誘われたのが4月の頭頃でした。
永らく北海道には言っておらず、あの雄大な景観をまた見たいと思いつつ、あまりに遠い彼方の地のことなので、つい、足が遠のいていました。しかし、永年北へ赴く決心がつかずにいたのですが、今回、お誘いいただいたこともあり、にわかに心が揺れだしました。
函館はどんなところだっただろう。
函館と言うと、五稜郭、坂の上の協会、世界3大夜景、土方歳三終焉の地、朝市、カニ等々が函館のイメージなのですが、インターネットや本屋でるるぶを立ち読みしながら、つらつらと函館のことを調べてみました。見ると、お寿司や函館ラーメン、3食丼とか、美味そうなものがいっぱい。更には、これまで知らなかったのですが高田屋嘉兵衛ゆかりの地だったそうではないですか。
「おお、これは是非とも行かねば」
思いも掛けず新鮮な旅になりそうな予感!
かくしてGWの混雑にもめげず、TAKAは北へと向かったのでした。
PM6:50、函館空港に降り立って、ロビーの窓越しに暮れゆく函館山を見つめつつ
TAKA:「ああ、ン年ぶりの北海道!」
と思わず感極まるTAKAでした。ゲートを出るとほどなく皇さんと再会。
皇さん:「いやー、おひさしぶりです」
TAKA:「あはは、来ちゃいましたよー」
3月に皇さんと初めてお会いしてから一月余りでの再会。
うーん、3月のときまでは、こうして自分が北海道に降り立つなんて想像してなかっただけに、
自分自身急転直下な展開に戸惑いつつ照れ笑い。自動車に乗り込みつつも皇さんが、
皇さん:「いやー、TAKAさんをこうして自動車に乗せていくなんて、信じられない思いです」
と、語っていましたが、自分も信じられません(^^;)
思えば、着ぐるみを始めたときも、着ぐるみというものを知って、1ヶ月あまりで着ぐるんで
イベントデビューしちゃいましたから、私って、何かの拍子にダーッと突っ走っちゃうタイプなのかもですね。
で、初日の夜は早速地元のK寿司さんへ直行。地元で有名なお寿司やさんを皇さんがセレクトしてくれたのですが、さすがに美味しかった。特に「八角」という魚が美味しかったですね。地元では「珍しい魚」ということではるのですけど、それほど珍重されているものでもないとのことでしたが、口に入れると鼻腔に仄かに良い香りがしてくるように感じて、私には素晴らしいネタに思えました。
あと「イカスミ握り」が素晴らしかった。シャリにイカスミを混ぜているんですけど、これでイカの甘みがより引き立つんですよね。
お店で味わった程のものは出せないと思うけど、家で手巻き寿司やるときに作ってみたいなぁ・・・
この後、夜の函館市内の散策・・・・
いえ、決してヘンなことしてるんじゃないですよ(^^;)
翌日のロケの下見をしに廻っていたんです、はい。
今回、函館まで行く決心を付けたもう一つの理由が、皇さんがサポートして函館市街でロケ撮影をしてくれるとのこと。皇さんが元々コスプレイヤーだということと、早朝なら人も少ないと言うことで街中ロケしましょうと誘ってくれたので、ついフラフラと行ってしまったというわけで。
赤煉瓦倉庫を見て、元町の教会へ向かった途中、嘉兵衛さんが立っていました。
夜だったので本当はライトアップされた薄暗い中に立っておられたんですが、写真は借用したものです(^^;)
けど、この銅像の顔、本当にご本人なんでしょうか? 妙に顔がすっきりしてるんですよね。
本当の高田屋嘉兵衛は顔がとっても大きくて、ロシアに捕虜として掴まったとき「わしのような顔を日本人と思われるのは迷惑じゃ」と言ったらしいです。ユーモアのある人ですね(^^)
もっとも、この嘉兵衛に接したロシア人達は捕虜(しかも町人でありながら)も将官として礼遇したそうで、人品ただならぬ人ではあったはずです。
まーそれはともかく、下見を終えて、今日は早寝して、明日に備えることとしました。
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